2020年度卒業生の言葉:いとうさん
新入生のみなさん、ご入学おめでとうございます。
私は大学1年生から4年生まで社ゼミで活動し、卒業後は医療関係の団体で働いています。
私が社ゼミに入ったきっかけは、高校生までずっと運動部だったため、「学び」「集団論文」「社会問題」といった、それまで関わりの薄かったものに強くひかれたからです。社ゼミ入会時から、興味がある社会問題や、それについて自分の意見を持っている人もいますが、私は「学び?なんかかっこいい!」と思い、気軽に入会しました(皆さんも気になったらとりあえず入ってみるのが良いですよ)。
4年間続けた社ゼミでの活動からは、高校生までは経験したことのない、濃い「学び」を得ることができました。
社ゼミでは、たくさんの文献を読み、fwなどで当事者と関わり、問題の実態や背景を知り、みんなと議論しながら論文を執筆します。その活動の中で私に身についたものは、単に読解力や文章を書く能力だけではありません。当事者の痛みを「しょうがない」という言葉で片付けず、それを生み出す社会の構造があることを理解し、「どうするべきか」を考える力がつきました。そして、自分の中に「格差や差別のない、みんなが健康に安心して暮らせる社会をつくりたい」という信念が生まれました。
また、社ゼミでは上下関係を意識することなく、なんでも話せる関係性を築くことができました。学年が上がると、活動の悩みだけでなく、進路の相談もし、「どう社会と関わりたいか」ということを真剣に考える機会に恵まれした。
結果的に、自分の信念と合致する現在の職に就き、納得のいく進路が実現できたことは、社ゼミで社会と自分に向き合い続けたからこそだと思います。
さて、コロナ禍ということもあり、充実した大学生活を送ることができるのか、不安に思う方は多いでしょう。
一方で、大学でしかできないこと、やってみたかったことに高揚する気持ちもどこかにあるのではないでしょうか。既に皆さんには様々な選択肢が与えられていると思いますが、その中から「社ゼミ」を選んでいただけることを心から願っています。




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